先日リリースしました Zen Brush 3 ver. 1.05 の基本ツールについて説明します。
Zen Brush 3 のツールバーは大きくメインツールとサブツール2つに別けられます。メインツールはブラシのサイズや色の調整など描画に関するツールの調整を行う部分です。サブツールでは編集や設定の変更などが行えます。
目次
先日リリースしました Zen Brush 3 ver. 1.05 の基本ツールについて説明します。
Zen Brush 3 のツールバーは大きくメインツールとサブツール2つに別けられます。
メインツールはブラシのサイズや色の調整など描画に関するツールの調整を行う部分です。サブツールでは編集や設定の変更などが行えます。
メインツール
①黒墨ブラシ

黒色の基本ブラシです。
②色墨ブラシ

色がついたブラシです。色以外は黒墨ブラシと同じです。選択した状態でもう一度タップするとカラーパレットから色の選択ができます。
③水ツール

色がついていない水を塗るブラシです。濡れている墨に使用することで色を薄めたり、にじみを広げたりすることができます。水の上から墨で描く場合はじみがじんわりと広がります。乾燥の状態、タッチなどによりにじみの結果が変わりますのでお試しください。
④消しゴムツール/吸い取りツール
選択した状態でもう一度タップすると消しゴムツールと吸い取りツールが選択できます。

- 消しゴムツール
描いた部分を消すとき使うツールです。使用時に墨が乾燥していない場合は、強制乾燥となります。

- 吸い取りツール
水分を吸い取るツールです。着色した色が濃い場合や水分が多い場合は、拭き取って抑えることが出来ます。
※乾燥した状態では使用できません。
⑤サイズ調整スライダー

スライダーをタップ又は、スワイプしてブラシのサイズを調整します。
⑥濃度スライダー

スライダーをタップ又は、スワイプして墨の濃さを調整します。
⑦水分量調整ツール

5段階で水分量の調整ができます。水分量が少なくなるほど乾燥にかかる時間が短くなります。
- Dry (ドライ)
荒々しい表現に適しています。水分量が少なくかすれやすい水分量です。 - Std(スタンダード)
かすれにくくなめらかな表現に適しています。標準的な水分量で適度なにじみがある水分量です。 - Wet(ウェット)
淡い表現に適しています。水分量が多くよりにじみやすい水分量です。
水分と乾燥時間について
水分は時間の経過と共に乾燥していきます。すぐに乾燥させて上から描きたい場合は、ファストドライやインスタントドライ機能で、乾燥時間を短縮できます。乾いていない部分は紙が濡れているように表示されます。
⑧乾燥ツール

乾燥に関する設定を行うツールです。
- ファスト ドライ
乾燥時間を短縮させる機能です。高速にシミュレーションを行い、乾燥の待ち時間を早めます。にじみや混色は通常の乾燥と同様の結果になります。 - インスタント ドライ
そのまま一瞬で水分を乾燥させ、シミュレーションを中断します。その時点での描画状態のままとなるので、通常の乾燥とは異なる結果になります。長くタップすると乾燥された状態のプレビューができます。 - 自然乾燥時間設定
自然に乾く速度を調整します。オフを選択し濡れた状態を維持することもできます。
サブツール
⑨アンドゥ/リドゥ

直前の操作を元に戻したり、やり直す機能です。5回まで可能です。
※他のプロジェクトを開くと前の状態に戻せなくなりますのでご注意ください。
⑩クリアーツール

キャンバス内の描画内容を消去します。間違って消去した場合はアンドゥボタンで戻すことができます。
⑪レイヤー

レイヤーメニューを表示します。
⑫背景スタイルテンプレート

背景を選択できます。背景スタイルテンプレートによって、作品に多くのバリエーションを与えることができます。
⑬メニュー

メニューを表示します。
レイヤー
レイヤーの追加と削除また、調整などを行えます。
A. 上段ツール

テンプレートのローテーション
テンプレートの横と縦を切り替えます。

左右反転
レイヤーの左右を反転します。

回転
レイヤーを反時計回りに90°回転します。

リセット
変形した内容を初期状態に戻します。

新規レイヤー
新規レイヤーを作成します。
B.ガイドレイヤー
ガイドやグリットなどの設定を行うレイヤーです。
二本指の操作で大きさと位置の調整ができます。
C.インクレイヤー
描画対象のレイヤーです。レイヤーのサムネールに筆アイコンのオレンジ色ラベルがついています。レイヤーのサムネール領域をタップしてインクレイヤーに変更します。
[グラデーション]にチェックを入れることで描画した領域にグラデーションを表示します。明るさ、彩度、色相の調整ができます。
D.レイヤー
画像を読み込だり不透明度の調整などの編集ができます。
[白色の透明化]にチェックを入れると読み込んだ画像の白い部分が透明になります。字の手本やスケッチなどを読み込むケースなどにご活用ください。
※レイヤーを選択するだけでは描画対象になりません。描画対象にするためにはサムネール領域をタップして選択してインクレイヤーに変更してください。
E.レイヤー表示・非表示と並べ替えハンドル

レイヤーの表示・非表示
目のアイコンをタップすることで表示・非表示を切り替えます。

並べ替えハンドル
三本線のハンドルをタップして上下に移動することでレイヤーの重なり順を変更できます。
メニュー
A. 開く

保存したプロジェクトファイルを一覧表示します。プロジェクトをタップし、プレビューをタップすることで開くことができます。
- 選択
削除するプロジェクトを選択する際に使用します。プロジェクトを選択後、ゴミ箱アイコンをタップすると削除されます。
- 表示切り替え
選択ボタンの右側の6つの正方形のアイコンです。タップしてプロジェクトの表示方法を切り替えることができます。
B. 新規保存

作業中のプロジェクトを新規で保存します。
C. 保存

作業中のプロジェクトを上書き保存します。
D. 書き出し

現在のプロジェクトをJPEGまたはPNGファイルに書き出します。背景が透明なインクデータを書き出すこともできます。
F. 設定

- タッチタブ
スタイラスペンの筆圧と傾きの感度を調整することができます。また、ジェスチャー操作、各種表示の調整ができます。好みの感度に調整してください。 - 解像度タブ
現在の解像度を調整します。作業中の解像度をさげてしまうと、再び解像度を上げることはできませんのでご注意ください。 - その他タブ
ジャイロスコープ センサー:端末を傾けるとキャンバスが動きます。
ツールバーの位置:ツールバーの位置を調整します。ツールバーの[…]ボタンをドラッグすることでも変更できます。
すべての設定のリセット:すべての設定をインストール直後の状態にリセットします。保存したプロジェクトには影響はありません。
削除したサンプルの復元:サンプルファイルを復元します。