iPad / iPhone 用 ブラシスタイラスの作り方

小さい文字や絵などを描く場合、スタイラスの方が描きやすいという方も多いと思います。市販の刺繍糸を使用し、iPad / iPhone 用のスタイラスペンを自作してみました。
※掲載されている内容を元に作成する場合は、全て自己責任でお願い致します。

用意する材料

※使用している刺繍糸は、カラーによって反応具合が異なる場合があるようです。
今回は 317番のカラーを使用しました。


1.糸を束ねる

刺繍糸を適度な長さにカットし、折り返すように束ねます。
今回は約145㎝の刺繍糸を半分に折り曲げながら、束ねました。


2.中央を刺繍糸で結ぶ

同じ刺繍糸で、中央を結びます。
結ぶ刺繍糸は同じ素材のものが好ましいです。
結び目の余分な糸は、はさみでカットします。


3.半分に折る


4.熱収縮チューブに糸を通す。

結んだ側が鉛筆ホルダの中に入り、電気が通るようになります。
結んでいない側が筆先となります。


5.熱収縮チューブを収縮する

ドライヤーを使用し、熱収縮チューブを収縮させます。
熱収縮チューブを使用する理由は、

  • 鉛筆ホルダの金属部分が直接画面に触れるのを防ぐ。

  • 細い筆先にし、先端を見やすくする。


※熱収縮チューブも収縮後は固くなるため、傷が付かないとは言い切れません。
 保護シートの使用をお勧めします。

6.鉛筆の太さになるようにテープを巻く

筆の補助部分となる収縮チューブを残し、マスキングテープを巻きます。
鉛筆ホルダに固定できる太さになるまで巻きます。
※マスキングテープ以外のテープでも問題ありません。


7.鉛筆ホルダに挿入する


8.筆先を整える

はさみで筆先をカットします。実際にiPhoneに触れ、感度をチェックしながら適度な長さにカットして行きます。カットしすぎると、触れている面積が少なくなり、反応しづらくなります。

筆のカット例:
  筆形状 描いた時の形状
筆先の形状は②のような形状がおすすめです。
この場合、①よりも先端が見やすくなります。


9.完成


ブラシタイプのスタイラスは、スポンジやゴムのものと比べ、抵抗が無く柔らかい描き心地です。好みにあったブラシをいろいろ作ってみるのも楽しいと思います。