はじめまして。Zen Brush のサンプルアートを担当しています DOWN です!
Zen Brush 3 は、まるで墨と筆で描いているような感覚をデジタルデバイスで経験できるアプリです。もちろん実際の表現とは異なる点もありますが描き方を工夫することで、より本物の水墨画に近づけることができます。
Zen Brush 3 で色々試しながら覚えた描き方を皆様と共有したいと思い「みんなで楽しめるデジタル水墨画 With Zen Brush 3」を企画しました。作例を元に楽しみながら描ける内容となっています。皆様も是非一緒に描いてみてください。
まず全体流れを動画で御覧ください。
手元にデバイスを用意して Zen Brush 3 を起動してください。では始めます。
自動乾燥時間の調整
Zen Brush 3 は実際の墨と同じく乾燥するまで時間がかかります。その時間の設定を変えることで墨が乾燥した後の結果が変わってきます。
上の画像は自然乾燥時間を「はやい」と「標準」に設定し、同じ時間をかけて描いたものです。「はやい」に設定すると乾燥時間が短くなるので薄墨の上に載せた濃墨があまりにじんでいないことがわかります。早く乾くのでサクサクっとテンポ良く描画できます。
何を描くかによって自然乾燥設定を変えていますが今回は「はやい」(英語の場合は「Fast」)に設定して描いてみましょう。
実を淡墨で描く
ブラシのサイズは「6」に、不透明度は「8」に設定してください。水分量はウェット +1を選択します。
※ご使用のデバイスによってサイズが合わない場合もあります。試して自身に合うブラシの太さを設定してください。
ナスの実の形を意識しながら上の絵の順番で線と線の間を少し空けて描きます。間を空けることで線が隙間でにじみ合い水墨画でお馴染みの淡い表現ができます。光が反射する部分はもう少し空けて描きましょう。
Tips1 スタイラスの傾きの活用
傾き対応のスタイラスをお持ちの方は実を描くときスタイラスを弱30°ぐらいに斜めにし、隙間を空けて描いてみてください。斜めにするとタッチの濃さにムラができ、より現実的な水墨画の表現ができます。
Tips2 アンドゥの活用
アンドゥは以前行った作業に巻き戻せるデジタルならではの長所です。
思い通りの線が描けなくても大丈夫です。アンドゥで戻してもう一度描けば問題ないです。
普段はこちらのように気に入る線を出すために繰り返し戻しています。ちなみに最初にある動画も何回も撮り直しています。
へたと茎を濃墨で描く
不透明度を「10」にし、濃墨でへたを描きます。画像の数字の順番で、矢印方向に描きます。 茎のはじめのところは気持ち少し止めてから少々早めに描きます。早く描くことで線がかすれ、ナスの茎の部分の凸凹した質感の表現ができます。
筆圧に対応したスタイラスをご使用の場合はへたの描き始めは筆圧を強く、曲がり上がっている先端は筆圧を弱くしながら描きます。跳ねる部分を描く際は線を引く速度をゆっくり目にしてください。
完成!!
そのままの柔らかい雰囲気で仕上げるのも良いですし、輪郭線を追加してはっきりとした印象で仕上げるのも良いです。 あっという間に完成です!
皆様どういうナスができましたか。
丸くて大きい美味しそうなナス、小さくて可愛いナスなど色々なナスが皆様の手元にでき上がっていると思います。
皆様が描いたナスを SNS などでハッシュタグ #zenbrush を付けてお見せください。楽しみにしております。
では次の絵もお楽しみに!
※本記事に使用している動画と画像は iPad Pro 12.9 インチ第4世代と Apple Pencil 2 第2世代 を使用して描いています。
SNS 公式アカウント
PSOFT MOBILE 公式 SNS アカウントで最新の情報をお届けしておりますので気になる方は是非フォローお願いします。