和筆の描き心地が楽しめるペイントアプリ「Zen Brush」のバージョン1.33をリリースしました。新たにCregle社製のスタイラスiPen 2に対応したほか、Wacom社製スタイラスのSDKを最新版へと更新しています。
iPen 2とは
iPen 2はクラウドファンディングサイトKickstarterから誕生した感圧式のスタイラスです。
最大の特徴はレシーバーとセットで使用する点。iPad本体のコネクタ部分に専用のレシーバーをセットし、スタイラスから発信された信号をレシーバーが受信することで描画が行われます。
レシーバーで正確な描画を実現
iPen 2は、レシーバーを用いることによって描画位置の精度向上を図っています。また、画面にスタイラスを近づけると、画面上に描画位置を示すポインタが表示されるのもレシーバーの恩恵。これにより、常に正確な描画位置を把握しながら描くことが可能です。
PCの液晶ペンタブレットとほぼ同じ感覚で利用できるため、それらの扱いに慣れた方であれば、従来の感圧式スタイラスよりもさらに快適にお使いいただけることと思います。
ペアリング方法
続いて、iPen 2をZen Brushで使用する方法をご説明します。まずはiPadのライトニングコネクタにレシーバーを装着しましょう。
装着したらZen Brushを起動し、メニューからExternal Accessoriesをタップしてください。
対応スタイラスの一覧からEnable iPen2を選びます。
自動的にペアリングがはじまります。何も起きない時はスタイラスのボタンを押してみましょう。画面に以下の表示が出ればペアリング完了です。
スタイラスからレシーバーへと送られる信号を手で遮らないよう、描くときはレシーバーを上側にして使いましょう。
なお、このレシーバーが現在対応しているデバイスはiPad 4thとiPad Airの2種類だけとなっています。iPad Air 2用、iPad mini用は今後発売予定とのこと。
Wacom StylusのSDK更新
Wacom社製スタイラスのSDKを更新しました。Intuos Creative Stylus 2、Bamboo Stylus fineline 使用時の描画位置を調整し、より正確な描画が可能となりました。対象のスタイラスをお使いの方はぜひお試しください。
また現在、Intuos Creative Stylusが使用できない不具合を確認しています。SDK自体に問題があると思われるため、こちらはSDKの更新があり次第対応を行う予定です。