多機能音楽プレイヤー「PSOFT Audio Player」は、音を自在に操れるiPhoneアプリです。具体的には、楽曲の再生速度やキーを変更したり、ボーカルなどの特定の音だけを消したり抜き出したりできます。
また Export アドオンの購入により、変更を加えた楽曲を、PCで扱える音声ファイルとして出力することもできます。今回はこの Export について詳しく紹介していきたいと思います。
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Export 機能とは
本アプリにおける Export とは、PSOFT Audio Player で再生速度やキーを変更したり、ボーカルを消したりした状態の楽曲を、音声ファイルとして出力する機能を意味します。
出力した音声ファイルはアプリ内に保存されますが、PCとの接続によってiTunes経由でPCに受け渡すことができます。つまり Export を使えば、PSOFT Audio Player で加工した高音質の音源を、PCの音楽編集ソフトや別のプレイヤーアプリなどで、自由に扱えるというわけです。
Export 利用の前に
Export 機能はアドオンとして用意されており、利用するには追加で機能の購入が必要となります。価格は3,000円です(記事公開時)。楽曲一覧画面で Export ボタンをタップするか、Information画面で Export をタップすることで購入が行えます。
アドオンの購入記録はApple IDに残ります。一度購入すれば、アプリを再インストールしたり、別のデバイスへインストールした場合でも、同じApple IDを使う限り二重で請求が発生することはありません。
Export の利用方法
Export を行うためには、まず出力したい曲の選択が必要です。曲を選択したら、曲名ウインドウをタップします。
再生曲の一覧画面が表示されるので、画面左上にある Export ボタンをタップしましょう。
アドオンを購入済みであれば以下の画面が表示されます。アドオン未購入の方は先にアドオンの購入を行ってください。
エンコードの種類、音質、出力方法を選択して右上の Export をタップすると処理がはじまります。各出力方法の内容は次の通りです。
- Save
- 現在再生中の1曲だけを出力します。保存先はアプリ内のDocumentフォルダです。Documentフォルダについては後ほど詳しくご紹介します。
- Save all
- 現在選択中の楽曲リスト(プレイリストなら選択したプレイリストに含まれている曲すべて)を一括して処理します。すべての曲に対して、速度やキーの変更が適用される点にご注意ください。保存先はSaveと同じくDocumentフォルダです。
- Open in
- 現在再生中の1曲を、iPhone内の別アプリに出力できます。例えば、Open inでDropboxを選ぶと、Dropboxに出力ファイルを保存することができます。DropboxはアプリとPCで同期するので、PCにiPhone接続することなく、出力ファイルをPCに受け渡すことも可能です。
出力されたファイルを確認してみよう
Open In 以外で Export した音声ファイルは、アプリ内のDocumentフォルダに保存されます。正しく出力できたのか、実際に確認してみましょう。まずは曲選択画面を開きます。
Moreタブをタップすると「Document」という表示があるのでこれをタップしてください。
Exportの実行日時が名前となったフォルダが作成されており、この中に出力した音声ファイルが含まれています。
曲をタップすれば、そのままアプリで再生することも可能です。
出力ファイルをPCで扱うには
iTunes(PC版)を使うことで、エクスポートしたファイルをPCへと受け渡すことができます。操作方法は次の通りです。
iPhoneとPCを有線ケーブルで接続します。
PC版のiTunesを起動し、iPhoneのAppをクリックします。
「ファイル共有」という見出しの下にあるアプリ一覧から「PSOFT Audio Player」のアイコンを探してクリックしてください。
出力したファイルの一覧(アプリ内Documentフォルダの中身)が表示されるので、PCへと保存したいファイルをクリックしましょう。
あとは、画面右下の「保存先」ボタンをクリックすると対象のファイルをPCに保存できます。